保存的の立場では顎が小さいから歯が並べないのです。
顎を拡大して歯と顎の大きさとのバランスを保ちます。
矯正をする患者さんの歯は抜くほど大きいのですか?
歯科医師として私はそんな大きな歯は見たことはありません。
歯が大きいのではなく、顎が小さいのです。小さい顎に歯並びを合わせる考えが、矯正科の考えです。
小さな顎を正しい大きさに拡大して、歯を並べます。これが保存科の矯正の考え方です。
上顎が小さいから歯が並べません。顎は写真のように痛くなく、拡がります。
歯が並ぶのに必要な正しい大きさに顎を拡げなければ歯を抜かずに矯正ができます。
1935年ウィーンの歯科医師Schw arz・シュワルツが顎を拡大する床矯正〔しょうきょうせい〕の基礎を樹立しました。
床矯正装置を床〔Schw arz・シュワルツの〕矯正とよびます。
床矯正は主にヨーロッパで行われた治療法ですが、アメリカの治療法を主とする日本では主流の治療法ではありません。

日本では可撤式床矯正(かてつしき・しょうきょうせい)と呼びます。
「入れ歯の赤いプラスチック」の部分を床と呼びいます。
装置は「入れ歯」とよく似ています。
この床にネジをつけて、顎を拡げたり歯を動かしたりします。
食事の時や発音障害など必要時には装置を取り外せます。
4才の幼児から成人・高齢者まで治療ができます。